学校におけるアレルギー問題について
最近になり、特に注目を浴びるようになった「アレルギー問題」。
給食で使われている食材が、アレルギーを持つ子どもに反応して、最悪の場合なくなってしまうと言った事件が最近でも起こりました。
こういった事件はどうしたら防げるようになるのでしょうか。
今始まったことではない
子どものアレルギーが最近になり出てきたのかというとそうではありません。
昔からアレルギーを持つ子どもはいたし、学校でもそういったことに対しては対応してきました。
どういった対応がされてきたか
普通学校では、新しい学年が始まるときに調査書といった名目で、細かく子どものことを親に聞きます。親は配布された調査書に個人情報を書き込んでいきます。
そういった中にアレルギーに関して記述する欄があることがあります。
もしなかったとしても、親はアレルギーが発生する食材を備考欄などに書きます。
調査書に書かなくても
もし、調査書に書かなかったとしても、連絡帳等で学校に知らせる必要があります。
出なければ、学校側も何に対してアレルギーを持っているのか分かりません。
なので、保護者は必ず学校に自分の子どものアレルギーについては知らせる必要があります。それも細かくです。
子どもにも理解させる
保護者は子どもにしっかりと、自分がどんな食材を食べてはいけないのかを理解させる必要があります。
また、給食の献立は事前に保護者に渡るようになっているので、保護者はそこから「今日の○○は食べちゃダメだよ」と、子どもにしっかりと伝える必要があるのです。
面倒なことではありますが、子どもの命を守る大切なことです。
また、子どもは自分のアレルギーが発生する食材を小学校に上がるころにはしっかりと把握することが出来ます。
「エビ、ソバ、牛乳が駄目」
この程度ですが、しっかりと覚えさせるのは保護者の責任です。
どうしたら学校の責任になるのか
学校の先生が、子どものアレルギー食材を全て把握するのは困難です。
アレルギーを持つ子どもが多いということもあります。
また、報告を受けていない子どもに関しては、分かりようがありません。
ただし、保護者からしっかりと報告を受けていて、更に子どもにも「○○食べられないんだ」と言われている状態で、「給食は残してはいけない」といった感じで食べさせたとしたら、当然教師の責任になるでしょう。
学校側の対応は?
正直、今までは学校側で強くアレルギーに対して取り組みをしていたという所はなかったのではないでしょうか?私自身そんなに記憶がありません。
こういった騒がれる事件にならないと、学校側は対処をしないという悪い習慣が昔からあります。
逆にいうと、保護者がしっかりとした態度で学校側に意見を伝えていれば、多くのことは防げます。
あなたの子どもですよ!
いいですか?子どもはあなたの子どもです!
教師の子どもでもないですし、学校の子どもでもありません。
子どもを守るのは結局『親』なのです。
子どもに対しても、学校に対しても、自分の子どもにアレルギーがあるのであれば正確に伝える必要があります。