中学3年生の12月はドタバタ
中学3年生の12月は、まさに「ドタバタ」です。受験に向けて最後の追い込みをかける時期ではありますが、今回は学習面の話ではありません。
受験をするに当たり、志望校を決めなければいけません。その志望校なのですが、中学3年生の12月くらいに本当は最終決定をしていたいところです。しかし、かなりの人数の子どもは「決定できていない」ことが多いのです。
現実として、中学3年生の夏くらいまでは、非常に高い理想を持っている子どもがいいのです。理想を持つことは非常に大切なことなのですが、高い理想を掲げる割に全く勉強をしていない子どもがいるのです。
そして、「そのうちやるから」とか「大丈夫。目指している高校に行けるから」と言ったりします。つまり、『現実が見えていない』ということなのです。
そして、12月くらいまでに志望校が複数回変更しているということは珍しくありません。
理想と現実を見つめる機会
この中学3年生の12月くらいで、「理想と現実」を知ることになります。「行きたい行きたい」というだけでは、行けない志望校。力を付けないとかなわないことがある。そういったことに気づいていくのです。
レベルが自分の志望校に足りないと思うと、更に勉強する子どもと、自分のレベルに合った志望校を探す子ども、結局諦め、志望校のレベルをどんどん下げていく子どもといった3タイプが大きく分けるといます。
これはその先の人生も、同じような感じになっていく可能性が大きいのです。
諦めない心
是非、諦めないで欲しいのです。自分の力を出し切ってほしいのです。そのためには、学校や親の教育が非常に大切だと思います。
すぐに諦めてしまう子ども。もともとそういった性格だったのでしょうか?子どもが諦めそうになったとき、そっと手を伸ばしてあげる。助けるのではなく、気づかない程度に補助してあげる。達成感を味あわせてあげる。
そういったことを教育者なり保護者が行えば、諦めない子どもが育つと思うのです。
人生、諦めることも大事です。しかし、志望校に関しては諦めなくても、勉強さえしっかりすれば合格できます。頑張ってほしいです。